宇佐見会
同人サークル「宇佐見会」はカードゲームの製作を中心に、グッズ製作や各種イベントの企画を行っている団体です。
ご不明な点がございましたら、こちらまでお気軽にメールくださいませ。
製作/企画:対戦カードゲーム「幻想萃符伝」 | ゲーム交流会「上方東方祭」
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幻想回向、裁判官サイクル
六道の話をしましょう。
六道って何かって? 全ての生命が輪廻する、六つの世界の事です。仏教の思想ですね。
その六道を見守り裁くのが、閻魔たちです。
え、閻魔は映姫様だろうって? 彼女は「最高裁判長」。その下を補佐する裁判官達もまた、閻魔なのです(と、いう事にして置いてください)。
お手元に幻想郷縁起をお持ちの方は、ちょっと閻魔の項を見てみてください。ちゃんと「裁判官以上が閻魔」だって書いてありますよ。
もっとも、閻魔閻魔と言ってはいますが、彼女たちは元はお地蔵さんで、元々の閻魔とは違うんですが(でも、お地蔵様=閻魔だって信仰は本当にあるそうです。うーん、奥が深い)
ええと、何の話でしたっけ。そう、六道を見守り裁く閻魔、まででした。
裁くはともかく、なんで六道を見守るんだ? と思った人もいるかもしれません。説明しましょう。
さっき、閻魔と言っても元はお地蔵さんで……と言いましたが、お地蔵さんと六という数字の取り合わせ、どこかで見た事がありませんか?
中には映像で浮かぶ人もいるかもしれません。そう、六地蔵です。
実はこれ、あながち偶然の符合でもありません。六地蔵は、それぞれが六道に対応し、それぞれの世界を見守り、救う、とされているのです。
そして、お地蔵さんはすなわち閻魔。つまり、見守った衆生をその死後には裁く、というわけです。
実に合理的なシステムですね。
今回は総論の話でした。次回から、カードと六道を1枚ずつピックアップしてお送りします。
……サイクルは5枚しかないじゃないかって? それは、最終回になってのお楽しみ、という事で。
Posted on 17:53
幻想回向、No72、弱り目に祟り目/Pairs of Misfortunes
怪我をしただけでも災難なのに、本まで吹き飛ばされてしまうパチュリー。
妹様が外に興味を持ってからというもの、彼女の周りでこうでない日はもう数えるほどしかありません。
これというのも、あの白黒がやってきてから。彼女が来てからというもの、パチュリーの周りは何もかもが動き出してしまったのです。
でも、それでいいのかもしれません。
時は止まれば澱む物。メイド長はよく止めてしまいますが、本来それは流れるべき物。
彼女の周りの時は、物語は、今まさに流転し始めたばかり。
ですから、それは喜ぶべき物なのかもしれません。
そんな思いを抱いていたら、爆風に吹き飛ばされてしまいました。
物語は彼女の都合なんて待ってくれない様子。ぐずぐずしてたら置いていかれてしまいます。
そして、今日「も」彼女はつぶやくのです。
今日は厄日だわ! -知識と日陰の少女、パチュリー・ノーレッジ
Posted on 17:52
随喜信仰、No86、無名の丘/Nameless Hill
見渡す限りに鈴蘭の咲く丘。鈴蘭の根や花に毒が含まれるのはよく知られていますが、幻想郷の鈴蘭は花粉まで毒を持つようです。
いまでこそ風光明媚なこの場所も、かつては口減らしのために捨てられる子供達のための場所であり、そのうちのいくらかが妖怪を新しい親に迎える場所でもありました。
沢山の生と死を見てきた鈴蘭も、いずれは枯れて土に還り、新たな性を育む揺り籠となります。輪廻転生、まさに「課題の見いだされる庭園」。
と、雄大な歳月の流れに浸っているところ申し訳ないんですが……鈴蘭の毒って枯れたら流出しません?というのがこのカードのコンセプト。
「コンパロ」ことコンバラトキシンは水溶性なので、雨に溶けて地下水となり、周りの土地に流れこみます。コンバラトキシンがどのくらいの期間で変質するか、という資料は残念ながら見つからなかったのですが、化学式を見る限りそんなに早く無毒化はしないようです。
なにより恐ろしいのが、コンパロの毒は動物にしか効かないこと。たとえ、畑に汚染された地下水が流れ込んできても野菜はすくすく生長しますから、汚染されたかどうかは食べてみるまで分かりません。
ブラウンフィールドに住むわけにもいきませんから→こうして、博麗神社や紅魔館がただの平地や山に変わるわけです。
Posted on 17:51
随喜信仰、No51 神宝「ブリリアントドラゴンバレッタ」/Divine Treasure ''Brilliant Dragon Bullet''
龍の頸の玉。荘子に見える「黒龍のあごの玉」の話を元に、竹取物語の作者が創作したもの。「竜の頷の珠を取る」ということわざがある。ちなみに、奈良の正倉院に「五色龍歯」という名の石薬が収蔵されているが、これもモチーフとなったと思われる。
大納言大伴御行に出題されたのは、いわゆる「繰り返し型囚人のジレンマ」。羹に懲りて膾を吹くのか、火中の栗に手を伸ばすのか。
荘子は「宋王は怒らせるとマジ怖いから、褒美を求めに行くのは愚かだ」と諭す。説話では、貧しい家族は魅惑的(Enchant)な玉(Artifact)を自ら壊してしまう。
大伴御行は二度の裏切りを恐れて、生涯かぐや姫の家に近づかなかった。
あなたは、サイドボーディングの3分間にひどい板挟みに遭うことになる。デッキに入っているエンチャントとアーティファクトを抜いて、龍の頸の玉を代わりに入れるか?――それとも、相手がエンチャントやアーティファクトを使ってこないと信頼する?
Posted on 17:47
随喜信仰、No.52、神宝「ブディストダイアモンド」/Divine Treasure ''Buddhist Diamond''
仏の御石の鉢。お釈迦様が生涯使用したとされる鉢で、もとは4つの鉢だったがお釈迦様が押しつぶして(・・・・・・)1つにした。ペルシャの王宮に保管されているとも言われる。
石作皇子に出題されたのは、「ハジ(恥)」についてのジレンマ。すなわち、「目的のために恥(鉢)を捨てることができますか」ということ。
「恥を捨てる」とは、現代風に言えば「プライドを捨てる」こと。なにもかも、「かなぐり捨てる」こと。
皇子は鉢を捨てても結婚を求めた。あなたは何を捨てることができる?
Posted on 7:46
随喜信仰 ,No40 滅罪「正直者の死」/Forgiveness "Honest Man's Death"
音楽CD「蓬莱人形」に掲載されている、八人の正直者のお話が基になっています。
次々と消えていく正直者は、いったい楽園にて何を得、何を失ったのでしょうか。
妖怪としての新たな生でしょうか。望んだとおりの甘い夢だったのでしょうか。それとも?
--滑稽にも見えた「いけない旅」の終わりに、その男は重大な発見をする。残念ながらその発見が生かされることはない。なぜならそれは、その男の死をもって発見されたからだ。それを知るのは彼だけである。
輪をかけて残念なことは、命とひき換えに得たものが、生死の境で得たということから想像されること程に深淵なものではなかったことだ。要は、それを発見しなかった我々同様バカを見たのである。
ごきげんよう、おバカさん。正直にも程がある。-- (Susumu Hirasawa, Phantom Notes, 新譜世界断片高倍率拡大図1より抜粋)
Posted on 23:45
さて、前置きが長くなりましたけど、とにかく一枚目です。
どのカードにするか悩むのが嫌だったので、ランダムに選びました。たぶんこれからもランダムです。
幻想回向,No60 失敗の運命/Fate to fail
shige様のイラストがすべてを物語っているカードですから、付け加えて説明することもありませんね。
終わり。
という冗談は置くとしても。
パチュリーを出演させると決めたときに、紅魔館メンバーと絡ませたら面白いな、と考えたのが基です。
レミリアのわがままに振り回されるパチュリー。客人として養ってもらっている以上、あまり強い態度にも出られない。そんなパチュリーの姿をイメージしています。パチュリーは他のカードがどれも格好いいですから、ちょっと抜けたところも表現しないといけませんよね。世の中はバランスだって誰かが言ってました。
しかし、レミリアのいたずらといってもたいしたことをする必要もないでしょう。こっそり読んでいる魔導書をすり替えておくとか、込み入った魔術に集中しているところに突然声を掛けるとか。その程度で、きっと魔法を失敗させるには十分です。
Posted on 17:48
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