宇佐見会

同人サークル「宇佐見会」はカードゲームの製作を中心に、グッズ製作や各種イベントの企画を行っている団体です。
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製作/企画:対戦カードゲーム「幻想萃符伝」 | ゲーム交流会「上方東方祭」
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幻想萃符伝第三弾『随喜信仰』プレビュー第3回:信仰は義務です

こんばんは、市民。
もうすぐ年末ですね。家庭では大掃除、会社なら年末の締め処理、学生さんならそろそろ冬休みでしょうか。とかくこの時期になるとイベントが増えるものですね。
社会行事だけでなく、様々な風俗や宗教行事もあります。神道ならお正月、キリスト教ならクリスマス(今年も中止されました)や感謝祭に過越祭。どの宗教でも新たな年を神様とともに迎えるために準備を行います。みなさんは準備なさっているでしょうか。

準備を怠る者は、おそらく背信者以外にいません。

今回のテーマは信仰なんですが、その前に第2回でwindfallさんが説明したキーワード能力、『信仰』と『神性』を覚えていますか?
ここまでの前振りでお分かりのとおり今回も神様をご紹介させていただくのですが、その前にもう一度確認しておきましょう。
『信仰』は、条件を満たせば、そのカードの上に信仰カウンターを1つ置く能力。
『神性』は、信仰カウンターが載っている限り追加される能力。
信仰を得れば、神性を得る。信仰を失えば、神性を失う。ね、簡単でしょ?

ここで理解していただきたいのは、『信仰』と『神性』は幻想萃符伝だけでなく、現実にもまったく別の現象だということです。
神道において神様とはあくまで「ご利益をくださるありがたい存在」であって、一神教に見られるような全知全能の神でもなければ、ゼウスやアイオーンのように永遠・全能でもありません。いくら強い力を持っていても、信仰が集まらなければ神様として崇められることはないのですね。
前回windfallさんが紹介した神奈子さまも諏訪子さまも間違いなく素晴らしい力を持っていますが、その力を民衆に伝える巫女がいればもっと信仰を集めやすくなることは間違いありません。

東風谷早苗

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巫女は神を奉り、その力を強めます。どのくらい強くなるかというと、黒の神奈子さんが3/3から4/4になるくらいです。だれですか、「たった1しか上がらないのかよ」とか言った人!
たとえば《山坂と湖の権化、八坂神奈子》は元々黒なので黒の破壊(妖回針とか八重霧の渡しとか)では破壊されません。さらにタフネス4というのが絶妙なラインで、赤の火力で焼こうと思うとカードが2枚必要になります。3点なら、《死神の投げ銭》や《ホーミングアミュレット》1枚で沈むのですが……。
かといって八坂様は放置するにはあまりに大きなトラブル。なにせ放っておけばどんどん巨大化して手のつけようが無くなってしまいます。さすが早苗さん見事な仕事っぷり
ここまで見事な仕事っぷりだとむしろ早苗さんを崇めたくなりますね。マナ・コストも手軽ですし、無理にすわかなを呼んでこなくても大抵のトラブルは早苗さんなら……早苗さんならきっとなんとかしてくれる!
というわけで、みんなに頼られていた早苗さん。様々なトラブルを神様の力を借りて解決していったわけですが、当然まわりの人間にはそんなことわかりゃしません。むしろ目の前に奇跡を起こしてくれる早苗さんこそが神様だと言い出す始末。最初は畏れ多いと謙遜していた早苗さんも所詮人の子、褒められればだんだんいい気分になってきます。神の娘もおだてりゃ鼻が伸びるもので、早苗さんは神様として崇め祭られてしまったのでした。
というわけで、彼女のサブタイプには神が追加されているのです。つまり早苗さんのパワー・タフネスは能力の効果で3/3ということに。緑3マナにこの能力なら使いやすくていい感じですね。

ここまで書いたところで、もっと緑のクリーチャーを紹介するべきという天の声が聞こえましたので、せっかくですから次の二柱に登場していただきましょう。

豊かさと稔りの象徴、秋穣子寂しさと終焉の象徴、秋静葉

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マナ生成という豊穣の神らしい能力を持ちながら、方向性は正反対。片や求める者には与えられんとばかりひたすらマナを産み出しつづけ、片や知足按分、ある程度の実りで満足しなさいよと諭してくれます。
二柱とも条件さえ整っていれば勝手に信仰が集まるのが非常にありがたい。序盤に静葉さんを出しておけば5マナくらいは軽く使えますし、4ターン目以降は穣子さんにバトンタッチする作戦でいけば、無駄なく隙なく豊潤なマナを利用し放題です。穣子さんははっちゃけすぎて思わず相手にも恵みを与えてしまいますが、そこは色制限しか産み出しませんからサテライトヒマワリよりは悪用される危険性が低いですし、なにより先に殴り倒しちゃえば問題ないですね。幸い御二人の信仰条件はプレイヤーのテンポを削ぎませんから。
そう、もちろん御二人とも早苗さんがばっちりサポートしてくれますから、アタッカーとしても優秀なのでありますーーさすが緑強化月間(嘘)

ふーむ、今まで出てきた三柱とも貧弱貧弱ゥ!なタフネスしかないから、何だかんだ言ってもどうせ火力で焼き殺されるだろうって?

ほらーー《寒け》あげるよ。

葉符「狂いの落葉」

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「どうせ第三弾も黒赤全盛だろ」って言ったの、誰?(年金のCM風に)


次回のプレビューはwindfallさんの予定ですがいつも通り予定は未定なので別の誰かが書くかもしれません。
ちなみに、今回のプレビューで早苗さんが1枚少ないのは理由がありまして、ご心配なさらずともちゃんと2枚目も第三弾に収録されてます。勘のいい人なら気づいているかもしれませんが、第三弾はいろいろ変更されていますのでーーなにが変更されたかはそのうち御紹介させていただきますのでお楽しみに。
神棚を開けるべきかどうか悩みつつ、Yifeでした。

第三弾「随喜信仰」プレビュー part5

第三弾の特設ページを作成しつつ、会場で頒布するフライヤーを作成しつつ、トップページを改装しつつ、東京へ行く準備をしつつで絶望的な年末進行になっているYifeです。忙しさにかまけてネットもあまり見ていなかったのですが、友人の
「ホワキャンのサイトで萃符伝のページできてるよ」
と告げられ、慌てて見に行くと入稿したデータが公開されているじゃないですか!天子さんとか一番最後に取っておこうと思ったのに!
プレビューの公開計画が音を立てて崩れ去った瞬間でした。ごらんの有様だよ!

というわけで半分やけくそになりながらのプレビューです。虚を突かれるってこういうことなのかな。

すでに公開した《山坂と湖の権化、八坂神奈子》と《洩矢諏訪子》とは2つがペアになるようにデザインされています。二柱をよく似た能力にすることで、その関係性を強調しているわけですね。

今回ご紹介する蓬莱山輝夜・八意永琳も、開発の初期段階からペアにすることが決定していました。とはいっても、すわかなのように対立させるのではなく、お互いを補完させるのが目的です。
ですから、輝夜・永琳についてはカード単体で強弱を説明するのは適当ではありません(単体でも十分に強いカードもありますが)。カードを組み合わせたときの効果を中心にご説明しましょう。



蓬莱山輝夜

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1枚目は分かりやすいものから行きましょう。
単体で見れば青黒混成5マナ5/6。1体しかコントロールできない事を考えれば、あまり良いスペックとはお世辞にも言えません。
もちろん、このカードの真価は八意永琳を隣に置いてやって初めて発揮されるのです。では、八意永琳は?


八意永琳

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《メイド -Lunatic-》の存在意義が一発で消し飛びそうな(いや、彼女は彼女で使い道があるんですけどね)能力です。毎ターン追加ドロー+パワーとタフネスは輝夜と手札のどちらか小さい方。「どちらか小さい方」というと厳しい条件のように聞こえますが、毎ターン2枚ドローはバカになりません。あっという間に手札は6〜7枚まで回復します。
それじゃあ、P/T(パワー/タフネス)の制限にしかならない輝夜は必要ないんじゃないかって?いえ、ところがそうでもないんですよ。ルール上、7枚を超える手札はターン終了時に捨てなくてはいけません。従って、実質的に八意永琳のP/Tは7/7が最大値となるのです。そして、永琳単体では戦闘が有利になる能力を何一つ持ち合わせていません。
輝夜が隣にいれば、最大で5/6にP/Tは抑制されるものの、飛行・トランプル・萎縮という使いやすい戦闘能力ベスト3(当社調べ)をゲットできます。特に萎縮とトランプルが憎らしい。これなら、少々の苦労や制限は気になりませんよね?



ところで、輝夜はさきほどお見せしたカード以外にももう一枚存在します。彼女はどのような能力を?

永遠と須臾の罪人、蓬莱山輝夜

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びっくりするくらい青黒混成と能力が違います。こちらは八意永琳を全く参照しませんし、そもそも色が違います。P/Tも2/2しかありませんから、出てきても永琳のP/Tをいたずらに下げるばかりです。どこが永琳とペアになっているのでしょう?
まず、《永遠と須臾の罪人、蓬莱山輝夜》は刻符3を持っています。つまり、実質的に3ターンしか場に存在しません。たった3ターンなら、永琳のP/Tが下がっても、まあ我慢できます。
次に、《永遠と須臾の罪人、蓬莱山輝夜》は手札のカードを使えない代わりに、輝夜がいる間はライブラリーの上から7枚をあたかも手札にあるかのようにプレイすることができます。一時的な手札加速ですが、本当に手札に加えているわけではありませんので、確実にそして気軽に7枚のカードを使用することができます。特定のカードが欲しい、永琳のドローでも引いてこない……!という場面ではとてもありがたいでしょう。
そして極めつけは「ドローステップを飛ばす」。あなたは輝夜がいる間は通常のドローができないわけですが、先ほどの永琳をよく見てください。
「あなたのアップキープの開始時に、カードを1枚引く」と書いてありますよね。つまり、永琳が隣にいれば、輝夜がいる状態でも依然としてカードを引くことが出来るのです!(輝夜がいる間は使えませんが)


これらのカードを実際にプレイする場面を想像していただければより分かりやすいかと思います。つまり、異なる2枚の輝夜は、永琳との組み合わせによって、「どちらが前に立って戦うか」が変化するのです。カードイラストからも、輝夜の異なる雰囲気が伝わってきますよね。


永遠な二人を紹介したところで、彼女たちのスペルカードがどうなっているのか気になる方も多いでしょう。実は、この二人のスペルカードは実験的・特徴的なカードが多いことが特徴です。どれを公開するか悩んだのですが……全部公開しちゃうと発売後の楽しみをスポイルしちゃいますから、3枚だけを厳選してお見せします。


○『知恵が深まれば悩みも深まり、知識が増せば痛みも増す』(コヘレトの言葉,聖書)

薬符「胡蝶夢丸ナイトメア」

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聖書の『知恵が深まれば悩みも深まり、知識が増せば痛みも増す』という言葉を地でいくカード。永琳がにやにやしながら丸薬を差し出していますが、好奇心にかられて服用すれば痛い目に遭うこと間違いありません。
とはいえ、常備薬としてポケットに忍ばせておけば青への有用な対策となります。少なくとも、咲夜さんが気軽に《インフレーションスクウェア》を撃ってくることはなくなるでしょう。というか、《アリスの書庫管理》やら《メイドの本運び》やらのドローカード系はみんな大打撃です。こいつを何枚かと、あとは《メイド -Lunatic-》を並べておくだけで、対戦相手はインソムニアに陥って自滅してくれるかもしれませんね。


●『生きたり、死んだり、の点滅を繰り返す……。ずっと、生きている、という幻想を、抱きながら』(有限と微少のパン,森博嗣)

蘇活「生命遊戯 -ライフゲーム-」

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ライフゲームとは、「与えられた初期配置を元に、あるルールを適用して、その結果を見る」というプログラムです。あるルールとは、「人口が過密か過小であれば死滅し、適正であれば増殖する」というもの。東方永夜抄において、このスペルカードの弾幕の配置はライフゲームがモチーフになっています。(弾幕の配置は、必ず全滅するパターンになっているらしい)
このカードも、升目が生きたり死んだりするライフゲームの動作を彷彿させます。一旦墓地に行ったクリーチャーをもう一度場に戻す。そして、そのクリーチャーはいつかまた墓地に行くのです。
宣言があれば、クリーチャーだけでなくこのカード自身も場へ行ったり来たりします。手札から場へ、場から墓地へ、墓地から場へ、場からゲーム外へ。まさにライフゲームにふさわしい挙動だと思いませんか?


○『この果実は食べ滓が消滅しないので…天使は夫婦に次のように忠告した。「あれが宇宙の厠だ」と。…こうして人類が誕生した』(万物の終焉,カント)

神宝「蓬莱の玉の枝 -夢色の郷-」

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なんだかSFチックな小見出しですが、なんでもペルシア人はこの世界を「厠」だと考えるのだそうです。『楽園の中央に生えている果実はいくら食べても食べ滓が減らない。それを食べることは禁止されていたが、ある夫婦が掟を破ってしまい、困った天使は遠く離れた地上に夫婦を置き去りにした。』なんだか、輝夜と永琳の話に思えてきませんか?
このカードは輝夜がいれば永遠にマナを生み出し続けてくれます。まさに"食べ滓が減らない"のです。マナを出せるタイミングは限られますが、リソースを減らさずに継続的にマナが発生するのですから、どう考えても弱いはずがありません。一癖あるカードですが、魅力もたっぷりです。


おまけ。

ところで、以前のプレビューで「第三弾ではいろいろ変わってるんですよ」というお話をしました。その1つはwindfallさんが紹介した変形枠であったり、また混成マナの採用であったりしたわけですが、もっと根本的なところから変わっていることに気づいた人はいるでしょうか?

新枠・白新枠・青新枠・黒新枠・赤新枠・緑新枠・アーティファクト


背景イメージを一新しました。

第二弾までのイメージを踏襲しつつ、グランジや光を使用してより"すたいりっしゅ"な感じになっています。今までのカードと見比べていただければ分かりやすいでしょう(ちなみに今までの背景はこちら 白、青、黒、赤、緑、アーティファクト)。
個人的に、青の透き通るような背景が気に入っています。印刷でも綺麗に出てくれるとうれしいんですけどね。

第三弾「随喜信仰」プレビュー part2

こんばんは。初めまして、もしくはお久しぶりです。WindFallと申します。第3弾の第2回プレビューを担当させていただきます。
今回は書かなきゃならない事が多くて今からいらん緊張をしています。無事最後まで書き終えることができるでしょうか?

さて、さっそくプレビューに入る前に、ちょっと前振りを。
今回、第3弾には開発時からいくつかのテーマが存在しています。そのうちの一つが、タイトルにもなっている「信仰」です。
風神録でその存在が明らかになった幻想郷の神々。彼らは人の信仰を必要としています。直接的に人に祈られ、あるいはその力を振りかざすような行いをすることで、彼らは信仰を得、更なる力を振るうことを可能とするのです。
それを表現する能力が、今回登場しています。その能力とは……?

それでは、今回最初のプレビューカードの紹介に参りましょう。
今回は大盤振る舞い、一気に二枚お見せします。
ご紹介しましょう。幻想郷で神様といえば魔界神この二柱。

洩矢諏訪子山坂と湖の権化、八坂神奈子

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そう、洩矢諏訪子と八坂神奈子です。

個々の能力に関しては後ほど語るとしまして、まずは二人が共通して持っている「信仰を得る」「神性」というキーワードについて説明しましょう。

信仰を得る(失う)

信仰を得る(失う)はキーワード行動である。

「[パーマネント]は信仰を得る」とは、「このパーマネントの上に信仰カウンターを1個置く」を意味する。

「[パーマネント]は信仰を失う」とは、「このパーマネントの上に置かれている信仰カウンターを全て取り除く」を意味する。


神性

神性は常在型能力である。

「神性— [テキスト]」は、「このパーマネントの上に信仰カウンターが1個以上置かれている限り、これは追加して[テキスト]を持つ。」を意味する。


注意点としては、
「信仰を得ている状態からでもさらに信仰を得ることができる(通常、あまり意味はないが)」
「信仰の有無はカウンターで判断されるのでカウンターを操作するカードの影響を受ける」
「信仰カウンターが複数乗っているからといって、神性能力が複数適用されたりはしない」
といったところでしょうか。
ともかく、この追加能力によって信仰の有無によって神が力を得たり失ったりする様が再現できる、というわけです。

さて、信仰についてはこのあたりにして、いよいよ個々のカードの解説に入っていきましょう。

○諏訪子さん
白単にして掟破りの全体マイナス修整持ち。確かに昔そういうカードはありましたが、それを差し引いても驚きの能力です。
さらに、自分と同じ白のクリーチャーに対しては強化までしてしまうというサービスっぷり。自身のサイズは4/4とミドル級ですが、適度な白い仲間と共にいればその能力だけで場を一気に制圧してしまえるでしょう。
さらに、人間から祈りを捧げられるとパワーアップ。自身も含めた味方を一気に強化してしまえます。なにやらオーバーキル感漂う感じですが、うまく決まれば場の支配権は完全にあなたのものでしょう。
信仰の条件は少々厳しい(第2弾までで人間というと、キャラクター持ちの人々ぐらいですからね)ですが、チャレンジしてみる価値はあります。

●神奈子さん
黒単にして掟破り……じゃないか。本来の色の役割に沿っているといえるマイナス修整&プラス修整能力持ちです。そういえば昔こんなカードも……げふん。
諏訪子さんと対になるかのような能力ですので、色を変えれば当然同様の効果が期待できます。黒い仲間たちと共に相手を蹂躙してしまいましょう。
しかし、神奈子さんのサイズは諏訪子さんより一回り小さい3/3……。下位互換? いえいえ。その分、信仰条件が簡単かつ攻撃的になっており、諏訪子さんとはまた違った活躍を見せることができます。
吸血鬼のような信仰条件(信者に力を見せ付けているのでしょう)をクリアすると、待っているのは自身の強化。それもかなりの大幅パワーアップです。タフネス修整がやや小ぶりですが、そのまま勢いに乗って相手を倒すには十分といえるでしょう。

双方相譲らぬ力を誇る神様達。あなたはどちらを使いますか?


ところで、話は変わりますが、みなさんマジックの特殊なルールというと何を思い浮かべますか?
マジックの歴史の中では、様々なアイデアが生まれ、また消えていきました。
たとえばそれは左右二分割されたカードだったり、上下が裏返るカードだったり。そうそう、裏向きになるカードなんていうのもありました。
それらのアイデアはマジックを非常に面白くしてくれました。中にはアイデア倒れだったり、面白くするどころかつまらなくしてしまうような物もありましたが……。
さて、ここで問題です。それらのアイデアは、はたして「幻想萃符伝」に取り入れるべきなのでしょうか?
色々な意見があると思いますが、開発陣はある一つのアイデアについて「YES」という答えを返しました。
そのアイデアが何かって? まあ、まずは見てみてください。

土着神「手長足長さま」筒粥「神の粥」

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そう、混成マナシンボルです。
混成マナシンボルは二種類のマナシンボルが半分ずつくっついたような形で表現され、それぞれ、2種類のうちどちらの方法でも支払うことのできるコストを表わしています。たとえば、土着神「手長足長さま」の一番上のマナシンボルは(W/G)ですから、白マナ、もしくは緑マナで支払うことができるわけです。また、筒粥「神の粥」のマナシンボルは(2/U)となっており、これは任意の色の2マナ、もしくは青マナで払うことができる、ということを意味しています。
これを導入することで色々と面白いことが起こるようになります。どんなことかって? まあ色々ですが……たとえば、土着神「手長足長さま」のカードの背景を見てみてください。3色混じってきれいでしょう? これは混成マナカード特有の背景で、他の混成カードもこれを踏襲した形の背景になっています(3色なのは土着神「手長足長さま」ぐらいですが)。テキスト欄をチェックする手をふと休めて、そんなところを見てみても楽しいかもしれません。おっと、もちろん絵師さん達の美麗なイラストをチェックするのも忘れずに。

混成マナシンボルについてはこの辺にして、各カードの講評に移るとしましょう。

◎手長足長さま
掟破りの(今回こればっかりですね)三色混成。どのようにマナを支払えばいいか一瞬迷いそうになりますが、「各色マナ1点ずつ」もしくは「各色のうち1色のマナ2点、もう1色のマナ1点」と覚えれば簡単です。
そんな計算を終えてプレイしてみたカードはなかなかの有望株。3マナ3/3瞬速というだけでもなかなかですが、コントロールしている味方のクリーチャーによってはさらに能力が追加されます。いずれの能力もやや防御的なのが気にかかりますが、強力なのには違いありません。ひとたび召喚すればあなたの強い味方となって戦線を固めてくれるでしょう。ちなみに、このカード自体は白、赤、緑の3色のカードとして扱われるので、たとえあなたが使っているデッキに白が(あるいは赤や緑が)入っていなくても、2体目がプレイできれば白のボーナスは得ることができます。これ、意外と重要なので良く覚えておきましょうね。
これだけでも十分強力ですが、さらに宣言能力まで起動できればもはや無敵です。条件がやや厳しいですがそれだけの価値はあるでしょう。

▽神の粥
やや変則的な土地サーチ及びドローコントロール能力。色さえ合えば2マナからプレイできるのが強みです。
自分のライブラリーに打つと次ターン以降のドローをコントロールできますが、相手にそのドロー内容がある程度ばれてしまうのが珠に瑕です。土地が出せればアンタップ状態で出てくるので、使い勝手は良好ですが、土地が無ければ……。なんらかのライブラリー上を操作する能力と組み合わせるのが吉かもしれません。
また、他のプレイヤーに土地をプレゼントすることもできます。普通は意味がありませんが、これが有利に働く局面もある……かもしれません。
宣言モードでは、なんと他のプレイヤーのライブラリーから土地を奪うことができます。色が合うことは稀でしょうが、マナベースを増大させる効果は期待できるでしょう。相手のライブラリーの上を知る事もできますが、その順番は相手に決められてしまうことに注意。

いずれも個性豊かな混成カード。あなたはどちらを使いますか?


さて、記事も終盤に近づいてきました。最後にお見せするのは、神様たちのもう一つの顔です。
幻想萃符伝をプレイしている皆さんなら良くご存知のように、幻想萃符伝では一つのキャラクターに二枚以上のカードを割り当て、そのキャラの多面性を表現するという手法を用いています(一部例外のキャラもいますが)。神様たちもその例外ではありません。
お気づきかもしれませんが、先ほど紹介した白い諏訪子と黒い神奈子は、昔の……彼女らが初めて出会い、戦った頃のイメージを元にデザインされています。
では、今は? 幻想郷にながれつき、営業と事務で分業するほど仲がいい? 二人は、一体どんなカードになるのでしょう?
百聞は一見にしかず。さあ、どうぞ。

土着神の頂点、洩矢諏訪子八坂神奈子

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えーと、その。何かいいたいのは分かります。落ち着いてください。
カードのFAQ(Frequently Asked Questions、よく聞かれる質問)を記載しておきます。

土着神の頂点、洩矢諏訪子 FAQ

「自身のパワーやタフネスを変更する効果」とは、種類別で第6種に分類される全ての効果である。
例えば、以下のようなことを意味する。

・土着神の頂点、洩矢諏訪子に対して断命剣「冥想斬」をプレイした場合、それは修整を受けない(トランプルは得るが、重複するため意味が無い)。

・土着神の頂点、洩矢諏訪子が死神の大鎌を装備している場合、それは修整を受けない(飛行と絆魂は得る)

・あなたが土着神の頂点、洩矢諏訪子をコントロールしている際、あなたが待宵の狂騒をプレイした場合、それは修整を受けない(あなたが他のクリーチャーをコントロールしている場合、それらは問題なく修整を受ける)

・土着神の頂点、洩矢諏訪子の上に-1/-1カウンターが6個乗っていても、それのP/Tは修整を受けず、墓地には置かれない。


このようになります。理解できたでしょうか?
では、各カードの講評に入りましょう。

□諏訪子さん(黒緑)
いきなり謎の能力でプレイヤーを幻惑にかかる諏訪子さん。それを超えた先に待っていたのは、かなり優秀なヘビー級クリーチャーでした。
高いタフネスと黒という色、プロテクション(白)、そして修整を無視する能力は大抵の除去を無効化してしまいます。トランプルも備えていますのでアタッカー、フィニッシャーとして非常に優秀な性能を誇っています。それにしてはコストは5マナと、かなり割安です。唯一の弱点である「強化呪文が使えない」ということも、素のP/Tが優秀な彼女なら問題にならないでしょう。
説明文が白い諏訪子さんの半分以下で終わってしまうぐらい、簡潔で、優秀なクリーチャーです。

■神奈子さん(青緑)
諏訪子さんと比べると非常にコストが重い印象があるこちらの神奈子さん。プレイヤーへの攻撃ダメージをすべてライブラリー削りに変換し、プレイヤーに改宗を迫ります。
やや冗談っぽい出だしですが、弱いカードではありません。所有するプロテクションは直球で除去対策となる黒。さらに自身のP/Tを実質倍加させる能力を持ち、大抵のクリーチャーは踏み越えてそのままプレイヤーの元へと突き進んでいきます。
倍になったP/Tは脅威の10/10。それ相応のコストはかかりますが、彼女をプレイできているならそこまできつい支払いではないはずです(彼女を何か特殊な方法で出したなら……ご愁傷様)。諏訪子さんに比べてやや癖はありますが、それでもなかなか面白いクリーチャーです。

改めて問いましょう。あなたは、どの神様と共に戦いますか?


さて、紙面も終わりが近づいてまいりました。
このプレビューに関するご意見ご感想罵声ご注進等ありましたら、ぜひWEB拍手やコメント、あるいは掲示板でお伝えください。
皆さんの声は製作の励みになります。

次回のプレビューはニュー速回線さんがお送りする予定です。
ではまた。

幻想萃符伝第三弾「随喜信仰」プレビュー!

こんばんは、紅楼夢も終わりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
自分は紅楼夢前の修羅場でコーヒーを飲み過ぎてカフェイン中毒→体調を崩して寝込む→風邪という黄金コンボを完成させてしまいました。なるほど、これが最近流行のトリクルダウンか……(その道ははてな村が1月前に通った道だ)。

さてですね、以前にもお伝えしたとおり、第三弾が残念ながら冬コミに延期されてしまいました。(紅楼夢で三弾を買いに来てくれた人たち、本当にごめんなさい)
しかし、延期を嘆いていてもしょうがない。ダンディなおっちゃんも

       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}    逆に考えるんだ
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   「プレビューの時間が長くとれるようになった」と
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ        考えるんだ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
              
とおっしゃっておりますので、今回はちょっと長目に約一ヶ月半の間、プレビューをお届けしようと思います。


それじゃあ、それぞれのカードプレビューに入る前に、第三段がどんなセットになるのかをご紹介しましょう。

バランス調整、新能力、新キャラクター。この3点が今回のセットの特徴です。

バランス調整
幻想萃符伝は、第三弾の頒布によって、実に300枚以上のカードが存在することになります。M:tGにおける1つのブロックとほぼ同じ大きさです。
カードプールが増えれば、当然カード間の相互作用も指数関数的に増大します。それぞれのカードパワーのバランス調整が難しくなります。
さて、カードプールが広すぎてバランス調整が難しくなったとき、どうしたらこの問題が解決できるでしょう?

そうだね、テストプレイだね!

いや、冗談じゃないんですよ。約三ヶ月、カード案に逐次修正を行いながら、毎日のようにテストプレイを行いました。
途中でメンバーが「そろそろ三弾にも飽きてきたから次の作らね?」って言い出したくらいです(笑)
でも、そのおかげでちょうどいいバランスになったと思います。すなわち、

どんなデッキでもそこそこ戦える

というバランスです。ひとことだけど、すっごい難しいんだぜこれ
もちろん、理想のバランスに持っていくためには、三弾を調整するだけでなく、過去のカードを変更する必要も出てきました。
遊んでくださっている方なら分かると思いますが、魔理沙やら咲夜やら、倉庫整理やらにどれだけ苦慮したか(笑)
私たちはできるだけエラッタは出したくないと考えていますが、それでもこのまま放置するわけにも行きませんので、
第一弾・第二弾ともにエラッタを発行することになったのです。(エラッタの内容は以前のニュー速さんの投稿を見てください)

でも、どんな調整も、よりよいゲームバランスを達成するため、萃符伝をよりおもしろいゲームにするためなんです。
新しいおもしろさの萃符伝に、どうぞご期待ください。


新能力
第三弾では新しいキーワード能力だけでなく、いままで「こんな能力あったらいいのにな」と思われていた能力を持ったカードもたくさん登場します。
それぞれがどんなカードかは、これからのプレビューで見ていただくとして……いくつかキーワードだけ挙げておきましょう。どんなカードになるか想像してみてください。

「使い減りしない全体ダメージ」「TimeWalk」「ゾンビ化」「全体強化」「ライフ回復(白だけの専売特許じゃないですよ!)」



新キャラクター
もうなんかプレビューする前から、絵師さまのサイトとかpixivとかでバレバレな感じはしますが……(笑)

今回は本当に沢山のキャラクターが登場します!第一弾・第二弾で一般カードに割いていたスペースを、第三弾ではキャラクターにめいっぱい割り振りました。
登場するキャラクターは総勢10名以上。もちろん、それぞれのキャラクターごとに2種類のクリーチャーという伝統も基本的にそのままです(嘘、何人かは1枚だけです。このあと紹介する風見幽香とか)。 

これで、win版以降の半数以上のキャラクターをカバーしたことになります。さあ、自分の好きなキャラクターでデッキを組んでみよう!




さて、以上が第三弾の概要になるのですが、これだけで終わるのはさすがに寂しすぎますよね。
お待たせしました、以前にお約束していたアレをお見せしましょう。

風見幽香
(クリックすると大きくなります)

《風見幽香》は今年の秋にかけて行われた「カードを決めるのは君だ!」という企画で作られたカードです。
プレイヤーの皆さんから募集した投票結果によって、どんなキャラクターにするか、カードの種類は……などと一つ一つ決めていき、出来上がったカードを第三弾に投入するという企画でした。
その結果出来上がったのは緑の蝶優秀なアタッカー。なんですかこのチート能力!みんなそんなに戦闘クリーチャーに餓えてましたか……。
基本スペックは実質5マナ5/5と悪くありませんし、その上にマナ無しで使えるルアー能力+接死が付いてくるなんて……さすが幽香さん容赦ない
普段のタフネスが2ですから、ショック1発で沈んでしまうという懸念はありますが、呪文や装備品等で強化してやれば、非常に頼もしい戦友になってくれます。
いままでの環境だとどうしても火力が強くなりすぎるきらいはありましたが、クリーチャー主体となるであろう第三弾環境を見事に体現していますよね。第二弾までの考え方のままだと大変な目に遭いそうです。
これで「緑?ああ、《陽光の先駆け》のことね」みたいな、緑使い涙目なことはなくなるはずです。相手のクリーチャーを思う存分蹂躙してやってください。


第三弾の初回プレビュー、いかがだったでしょうか。ちょっとあっさりすぎたか?
次はwindfallさんが紹介する予定です。お楽しみにー。

(追記:11/30、WindFall)
タイトルが間違っていたのを修整しました。
次回記事はもう少々お待ちください。

成る程ブロ語で報告……

唐突だけどニュー速回線がなんか言うます!(テンション差

いきなりブログをつかまされたんで見事なまでの発売までの当て馬だと関心はするが本当に俺が告知していいのか……?
とりあえずはまずプレイヤー参加型企画、「カードを作るのは君だ!」の投票パートが終了した事を報告さして貰うよ>>プレイヤー感謝
幾多の設問を通して多数の投票があった事で俺の喜びが鬼なっているが、ここからが本当の地獄の宴だった
これで参加者が実際に関われる部分は終わったんで後は開発陣がやる事があるしょ?
アレだ、バランス調整——(懸念

ここでおさらいしておくとまず今回決めたカードは風見幽香に関するカードと化してるわけだったが、実際に決まったテキストは以下が証拠ログ

§
キャラクター(風見幽香)
《風見幽香》が戦闘に参加するたび、《風見幽香》はターン終了時まで+3/+3の修正を得る。
(0):《風見幽香》はターン終了時まで-3/-0の修正を受けるとともに接死を得る。
(0):クリーチャー1体を対象とする。それはこのターン、それがアンタップ状態であるかのようにブロックに参加できるとともに、可能ならば《風見幽香》をブロックする。《風見幽香》はターン終了時まで-0/-3の修正を得る。
§


見ろ、見事なまでに寄せ餌付き優秀クリーチャーだった
これはバジリスクに寄せ餌つけるコンボを1枚でこなしちゃってるしょ? 俺の中では☆5個だなーすごいなーかっこいいなー
ていうかこれはチートだなー

これを選びまくった皆はどんだけ緑の優秀クリーチャーに飢えていたのかと疑問が膨らんだらしい
実を言うと開発陣はここぞとばかりに3弾環境を優秀クリーチャーあたりで堅めようとしていたのだよ
或る意味萃符伝は1〜3弾全部でやりたい事がほぼやれるようになるかなーという構想で作ってたから、この流れは丁度良いわけなのですわ?

ところでこっから実際にバランスを調整するといっても、既に確定したテキストはこのまま弄れないので後はマナコストやサイズを考えないといけないわけだな……
しかもその上で、このカードが実際に環境に与える影響とかちょっと小難しい事を考えて、3弾全体のバランスをウゴウゴ作り変える必要性も出てくるから地味な作業が繰り返されるわけだよ。
俺が萃符伝内で担当するお仕事にはそういう環境の把握や調整全般も含まれてるってかそれが主なんだが、とりあえずテストプレイによる調整も割と面倒なんじゃよ。

例えば俺らはMWSで対戦しまくってテストしてるんだけども、カード名が全英だからまず暗記しないと話にならない。勿論カード効果とかコストとかそこらへんも全暗記で——まぁカードゲームやったことある人ならこういうのはすぐ覚えられるつーのは分かるしょ?
おいィここで有志の人が作ってくれたツールを使えとか言うんでにい;; 一応理由があって英語カード名も全部暗記しないといけなかったのだよ

その上で更にあれこれデッキを考えて構築して、その環境で出来る全ての事を試さないとバランスが測れないからな。
今回も一通りのデッキは組んだけどドレも没個性的な結果がこれ
でも俺一人だけでは発想力に限界あるんででも他に助けを求められる人間も(役職上)いないんでもうだめ
hai!! 俺はまだ試してないデッキが沢山あるんです!! 早く対戦の機会を増やしテ!!(締め切り間近
とはいえ今回は中々なー色んなデッキを試したが、特にどれが強いどれが弱いという事もなく円滑に回ってるよなーすごいなーバランス結構取れてるなー今回面白いなー
やはりクリーチャーどうしで殴るのがMtGの本懐だと理解したわけだよ>>シャドウムーア参考

見事なまでにオチがつかない話なわけだがつまり幽香についてはまだ何も決まってないってだけだったよ(収束

ほう……強いて言えば3弾では緋想天のあの二人が登場するらしいぞ(伏線
どちらかというとプレビューを待つべきだな俺そろそろ普通に作業に戻るんで……

《月面ツアーへようこそ》についての解説

こんばんは、Yifeです。以前お約束した、《月面ツアーへようこそ》のエラッタについてお話ししましょう。かなり長くなりましたが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

実は、パチュリーと秘封倶楽部関連のカードは、萃符伝第二弾ではなく、独立したミニ・エキスパンションとして頒布する予定でした。このカードの原案が提出されたのは昨年末(2007年12月)のことです。
当初のデザインは以下のようになっていました。

月面ツアーへようこそ 20WW
エンチャント
あなたはゲームに敗北することはなく、あなたの対戦相手はゲームに勝利することはない。
あなたのアップキープ・ステップの開始時、あなたはゲームに勝利する。



この案は以下のような特徴を示します。
・異常に重いマナ・コスト。秘封倶楽部の世界では、バイトの貯蓄程度で行ける程度には宇宙旅行が廉価なようです。それに倣って、『不可能ではないけれど、非常に支払うのが難しく感じられるコスト』を設定しています。
・《白金の天使能力》。"資本主義社会の見せるノアの方舟"を表現するのに、これ以上象徴的なメカニズムがあるでしょうか?
・次のあなたのアップキープの開始時に勝利。これはイメージ的な理由とゲームバランス的な側面があります。イメージ的にはチケットを購入してから地上でのトレーニングを積み、実際に発射準備が整うまでのタイムラグを表します。ゲームバランスから見ると、対戦相手にエンチャント破壊で対処するタイミングを与えることによって、エンチャント破壊カードを相対的に強くするとともに《月面ツアーへようこそ》の強さを抑える効果があります。

開発陣はこの案に興味を引かれました(ええ、もちろん一番乗り気だったのは私です)。開発陣がいくつかの改良点を加えたのが以下のバージョンです。
月面ツアーへようこそ 20
アーティファクト
あなたはゲームに敗北することはなく、あなたの対戦相手はゲームに勝利することはない。
月面ツアーへようこそを生け贄に捧げる:あなたのアップキープ・ステップの開始時、あなたはゲームに勝利する。



・カードタイプがアーティファクトになった。これは純粋にイメージに基づく変更です。月面旅行は明らかに科学の(人工の)産物ですからね。
・マナ・コストから色マナを取り除いた。これはカードタイプがアーティファクトになったことによります。(この時点ではマナ・コストはまだ仮決めでした)
・勝利するためにはカードを生け贄に捧げるようになった。これは、チケットを”もぎる”動作を模しています。

これで大まかな方向性は決定しました。最終的にバランス調整を加えたバージョンが以下です。
月面ツアーへようこそ 30
アーティファクト-チケット
親和(墓地) (※注:ルール的に正しい表記ではない)
月面ツアーへようこそが場に出たとき、あなたがそれを手札からプレイしたのではない場合、あなたがコントロールする他のパーマネントとライブラリーと墓地をゲームから取り除く。
あなたはゲームに敗北することはなく、あなたの対戦相手はゲームに勝利することはない。
月面ツアーへようこそを生け贄に捧げる:あなたの次のターンのターン終了時、あなたはゲームに勝利する。



・サブタイプ「チケット」が追加された。より明確に”チケットをもぎる”という動作を表すためです。
・マナ・コストが(10)増え、親和(墓地)が追加された。萃符伝には(第二弾開発当時)積極的に墓地にライブラリーを落としていくデッキはありませんでしたから、そのテコ入れも兼ねていました。また、このシステムなら他のカードとのシナジーをより重視することになります(シナジーを考えるのって楽しいでしょう?)。
・リアニメイトできなくしました。《満身創痍》等で速攻で持ってきた上で、スーサイドすることができないように、との配慮です。
・勝利タイミングを次のターン終了時にしました。


この時点で開発陣はこのカードを使うデッキは以下の4タイプがあると考えていました。
墓地を稼ぐデッキ
・《十六夜咲夜》+《インフレーションスクウェア》による、大量ディスカード&大量ドローで墓地を稼ぐデッキ。
・《気難しい裁判官》のcip能力で墓地を稼ぐデッキ。
マナを稼ぐデッキ
・《大魔法図書館》《ミステリーサークルの再現》《月&木符「サテライトヒマワリ」》等で大量のマナを産み出すデッキ。
とにかく《月面ツアーへようこそ》を場に出して、負けない置物になるデッキ
・《有限を夢幻に変える景色》から《月面ツアーへようこそ》を墓地に落とし、《満身創痍》で場に戻すデッキ。

それぞれのデッキを組んでプレイした限りでは、マナや墓地を稼ごうとすると早くても6〜7ターンが必要であることが分かりました。また、《有限を夢幻に変える景色》デッキなら理論上最速2ターンで《月面ツアーへようこそ》を場に出すことが可能ですが、その後アーティファクト破壊やバウンス等で対処された場合に負けてしまうもろさを抱えています。つまり、結局いずれのデッキもさほど問題視はされなかったのです。


そして、第二弾が発売されてしばらくが経ったとき、最速1ターンで墓地を稼ぎ、手札から《月面ツアーへようこそ》をプレイするデッキを開発陣の一人が見つけてしまったのです。

以下にそのレシピをお見せしましょう。
//クリーチャー 14枚
4《小野塚小町》
4《図書館の司書》
2《三途の水先案内人、小野塚小町》
4《メイドの魔法陣纏い》

//呪文 22枚
2《月面ツアーへようこそ》
4《投銭「宵越しの銭」》
4《結界「夢と現の呪」》
4《俗世のスキマ》
4《幽明境を異にする》
4《裏表ルート》

//土地 24枚
24《沼》


動作はこうです。1ターン目に沼をセットし、《小野塚小町》をプレイ。その後、《月面ツアーへようこそ》2枚と《投銭「宵越しの銭」》が手札にあればスタートです。
《投銭「宵越しの銭」》を代替コストで、自分を対象にしてプレイします(マナがかからないのでパーツさえあれば1ターン目にそのまま撃てるのがポイント)。自分のライブラリーを何枚めくろうと、《沼》か「黒のカード」しか入っていないのですから、必ずライブラリーがなくなるまで公開して墓地に置くことになります。その後、墓地が十分にたまったので《月面ツアーへようこそ》を2枚プレイし、1枚を生け贄に捧げて次の自分のターンの終了時にゲーム終了です。
いずれかのパーツが揃っていない場合、大量に投入したドロー&サーチカードでライフとか色々かなぐり捨てても持ってきます。なにしろ、《月面ツアーへようこそ》をプレイしてしまえば、ライフがマイナスになろうがライブラリーが空になろうが負けないのですから。

このデッキの恐ろしいところは、必要パーツが少ない上に最序盤からスタートでき、おまけに《月面ツアーにようこそ》に頼らなくても中速黒ビートダウンデッキとして機能することです。しばらくのテストプレイの後、開発陣はなんとかエラッタを出さずに対処しようと努力しましたが、最終的にはエラッタを出さなくてはいけないことに全員が合意しました。


以上が、《月面ツアーへようこそ》が提案されてから、エラッタで修正されるまでの経過です。まとめると、”負けない置物”になること自体はさほど強くなかったのですが、複数枚の《月面ツアーへようこそ》を素早く場に出す方法が発見され、そのデッキが予想以上に安定して動くために修正される、ということになります。

プレイヤーの皆様には、”後出しジャンケン”の様な事態になってしまい、大変申し訳なく感じています。特に《月面ツアーへようこそ》を使用したデッキを作った方、作ろうとしていた方にとって、この影響は無視できるものではないことはよく理解しています。しかし、このまま修正せずに放置すると、環境が《月面ツアーへようこそ》を使用した高速黒デッキを中心に構成されることになりかねません。このデッキはゲームの楽しさをスポイルしてしまう要素がすべて詰まっています。ゲームが運だけで決まってしまうこと、対戦相手を退屈させること、一つのパワーカードによってそれ以外のカードを使ったデッキ構築が絶望的になること、などです。まさに”MoMAの冬”の再来になりかねないのです。

最後に、今回のエラッタ修正についてプレイヤーの皆様に深くお詫びいたします。なお、現在発効しているエラッタは、再販分ではすべて修正される予定です。

幻想回向プレビュー part7

こんばんは、yifeです。ついにこのプレビューも最終回ですね。前回ニュー速さんが予告されていたとおり、今回は私がプレビューを書かせていただきます。


以前言っていた順番と違うじゃないか、と気づいた人がいたらすごいですが、ぜひ私が書きたいと無理を言ってwindfallさんに替わってもらったのでした。なぜって?そりゃもちろん、秘封倶楽部が大好きだからですよ!



もしかしたら、第二弾の登場キャラクター一覧を初めてご覧になったときにこの2人が入っていたのを不思議に思われたかもしれませんね。それほどメジャーでもない秘封倶楽部をなぜフィーチャーしたのか?それはもちろん私がひたすらプッシュしたのもありますが――しかしもちろん、別の理由もあるのです。つまり、ゲームの世界観を広げるために、そしてよりタクティカルなプレイを可能にするために。



ご存じでしょうが、秘封倶楽部は私たちと同じ結界の外の世界に暮らす大学生2人で結成されたサークルです*1。その活動内容は、結界の隙間を見つけては潜り込み、他の世界を探検すること。もちろん、一般人である彼女たちに戦闘能力はありませんが、豊富な知識と飽くなき探求心の担い手である彼女達はそんなことで怖じ気づいたりはしないのです。



サークルメンバーの1人、マエリベリー・ハーン。結界を視る程度の能力を持つ彼女は、夢の中で幻想の世界に旅立って、現実世界に様々な品々を持ち帰ってくることがあります。この状況を表現するとどうなるでしょう?萃符伝をプレイ中、私たちが見ているライブラリー、場、手札や墓地といった領域は幻想郷を表現しています。――つまり、博麗大結界の内側です。では、大結界の外側とは?



彼女は結界から溢れだした様々なものたちを見つけてくることができます。それらは結界の中と外で同じ姿形をしているとは限りませんが、いかな姿であれ、それはきっとあなたの助けになるはずです。



もう1人のサークルメンバー、宇佐見蓮子。彼女は大学で超統一物理学を専攻しています。彼女はメリーのように直接幻想に関わることはできませんが、その莫大な知識と知恵は、現在と過去を分析し、現状を理解し、知識に裏打ちされた的確な判断することによって、あなたに最適な未来への選択肢を見せてくれます。



しかし、ゲームプレイ的な観点から2人の能力を見ると、それぞれ単体ではアドバンテージを取ることができないことにお気づきでしょうか。蓮子は迫り来る未来の情報とよりよい未来への手がかりを与えてくれるとはいえ、カードを引いたりライフを回復したりしてくれるわけではありません。メリー*2だって、そもそも何らかの方法でカードをゲーム外に取り除かなければただのシャドー持ちの0/2です。



しかし、秘封倶楽部たる彼女たちの能力を個別に評価するなんて野暮もいいところ。2人はタッグを組んではじめてその真価を発揮します。

蓮子の知識とメリーの能力を合わせれば、未来を予測するだけでなく、最適化することができるのです。

その具体的な能力は、Xマナを支払うことで占術X*3を3回行うこと。5マナ支払えば、最大15枚のカードを見ることができます。それらのカードは、単に順番を変えるだけでなく、欲しくないカードをライブラリーの一番下におくこともできます――望まない未来を回避できるのです。これがどんなに強力な効果がお分かりでしょうか。確かに、この能力も盤面には一切の影響を及ぼしません。しかし、あなたは毎ターンのドローで、常に状況に最も適したカードをライブラリーから探してくることができます。つまり、マナさえ十分なら、実質的にデメリット無しで《魔性の教示者/Diabolic Tutor》をインスタントタイミングで好きなだけ使うことができるのです!相手のターン終了時に余ったマナで能力を起動して、続く自分のドローで欲しいカードを確保する。とても魅力的ではありませんか。決してクリーチャーを出して殴り合うだけがマジックの楽しさではありません。よりテクニカルになった戦いで、あなたの頭脳を対戦相手に見せつけてください。





さて、これまでのプレビューをご覧の方はお気づきかもしれませんが、いずれのプレビューも「キャラクター本人とスペルカード、それ以外のカード」の3枚を紹介するのが基本構造になっています。しかし、秘封倶楽部のメンバーはスペルカードを持っていません。「なるほど、じゃあ彼女たちは収録枚数が少ないのかい?」ですって?いえいえ、そんなことはありません。確かにスペルカードはないものの、幻想回向に登場する他のキャラクター以上に彼女たちに関連するイベント・人物を表したカードが収録されています。ぜひそのすべてを紹介したいのですが、今回はそのうちの1つを紹介して終わることにしましょう。残りは例大祭をお楽しみに!*4



現実世界でも月旅行にお金さえあれば行ける時代になりましたが、秘封倶楽部が住む時代でもそれは同じようで、月面旅行に出かけるにはそれなりのお金が必要なようです。彼女たちは一度はその金額を見てあきらめるのですが、『別の方法』で月に行くことを検討し始めます。さて、実際のところどれほど高額なのでしょう?オープン・ザ・プライス!



30マナ!そもそも出せるかどうか非常に怪しいマナ・コストです。しかも、不正入手(墓地から釣ってくるとか)すれば、とても厳しい制裁が待っています。唯一の望みは、墓地の枚数によるマナ・コスト軽減。量産効果によっていくらかは費用が安くなるのです。

しかし、その効果はコストを支払ってあまりあるほど魅力的です。このチケットを持っている限りあなたは敗北することはありませんし、対戦相手は勝利することができません。おまけに、チケットをもぎれば、次の自分のターンの終了時に月面旅行に旅立つことができます。まさに科学の勝利――宇宙開発勝利です!*5科学の申し子たる彼女たちにはまさにふさわしい勝利ではないでしょうか。Yes, that's the ticket!*6





これで幻想回向のプレビューもおしまいです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。とりあえずこのブログの更新は例大祭までお休みです。それ以降はまた交流会の情報などを乗せていく予定です。しかし、とりあえずは例大祭をお楽しみに。

それでは、例大祭にいらっしゃる方と日曜日にお会いできるのを楽しみにしています。よい週末を!





*1※正確には近未来

*2※マエリベリー・ハーンの愛称

*3※ライブラリーのカードを上からX枚見ることができる。そうした場合、それらのうち好きな枚数(0枚でも可)を好きな順番でライブラリーの1番下に置き、そして残りを1番上に好きな順番で置く。

*4※秘封好きの人は本当にお楽しみに!収録枚数だけで言うなら、実は登場キャラクターの中で秘封関連のカードが一番多いという驚愕の事実

*5※ちなみに、このカードの開発時のあだ名は《アルファケンタウリへようこそ》でした。

*6※まさにお誂え向きだ、の意